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2023
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兵庫県の「ひょうご木の匠の会」さんを紹介します。

県産木材の利用を通じて資源循環型林業の確立と豊かな森づくりを応援するため、また地域材を使用する意義や木の良さのPRを一体的に行うほか、 情報交換や各種研修の開催、企業情報を前面に出したエンドユーザー向け広報活動などを柔軟かつ積極的に展開するための組織化に賛同した工務店さんにより、 平成28年に「ひょうご木の匠の会」が誕生しました。 加入工務店さんでは、兵庫県産木材を積極的に使い、ユーザーのご要望に応じて、 永く暮らせる木造住宅を提案されています。

今、なぜ兵庫県産木材か?

1)実はスゴい森林県「ひょうご」

神戸を初め、都市の印象が強い兵庫県ですが、驚くなかれ、県土の7割は森林で、何と、その森林の4割が「スギ・ヒノキ人工林」なんです!! その昔、スギやヒノキは、戦後の復興や高度経済成長期の旺盛な木材需要に応えるため、国をあげて植栽されてきました。 年月を経て、今やその6割以上が収穫可能な成熟した森林(46年生以上)へと育っており、資源としての積極的な利用が求められています。

2)環境にやさしい天然資源「木材」

木材は、収穫したあとに再び苗木を植栽し、育てることで再生が可能です。 つまり、木材は環境にとても優しい資源といえます。現在、木造で商業施設やビルが建つなど大型建築物を木材で建てる事例が増えつつあります。 2021年に開催された東京オリンピックでも木材がたくさん使用されました。また大阪万博でもたくさんの木材が使用予定です。今、兵庫の森林は、全国の皆さんの「木づかい」を待っています。

3)森の元気は地域の元気が「源」

森林は、水を貯えながら洪水や土砂災害を防止するなどの多面的な機能を持っており、現在私たちの暮らしに無くてはならないものです。 この森の恵みは、下草刈り,間伐などの地道な保育作業のもとに成り立っています。 スギやヒノキの資源利用は、山に対する関心を高め、雇用を生み、地域を元気にする源となっています。

4)都市に森を造る「木の家」

木は、二酸化炭素を吸って生長しており、 いわば“炭素の銀行”です。このため、木材を住宅資材として利用することは、二酸化炭素を長期間にわたり都市にストックすることになり、 結果として「都市に森をつくる」ことになり、地球温暖化の防止に役立つと評価されています。

木材の健康効果

1) 調湿効果

木には湿度が高くなると水分を吸収し、逆に低くなると水分を放出して、湿度を一定に保つ働きがあります。 このため、室内に木をたくさん使うと快適に感じます。床の結露防止にもなるので、滑りにくく安全にも効果的です。

2) 断熱効果

木材は、無数の細胞からなり、そのひとつひとつに熱を伝えにくい空気が満たされているため、 コンクリートなどと比べて高い断熱性があります。たとえば床に木を使うことで、足元の冷えを防いでくれるのです。 また暖房をつけた時に、鉄筋コンクート造りの建物に比べて、室内、壁、床が同一の温度になりやすく快適さが保たれます。

3) 気持ちと身体への効果

中学生約4,800名のアンケート調査によると「気持ちが落ち着かない」「やる気が出ない」等のストレス反応について、 木質率(教室などに木が使われている割合)が高い学校ほど訴え率が低いという結果が出ています。(出典:NPO法人活木活木森ネットワーク発行「木づかいブック」)

木が多く使われていると、 気持ちと体の面で快適に過ごせる子どもが多いんですね。

木のぬくもりを感じると、ホッとして、とても気持ち良いですね。 その“ホッ”は、木材の持つ優れた効果によりもたらされていることが、わかってきました!! ※このような効果は弊社の和紙壁紙も同様なんです!!

ひょうご木づかい王国

さまざまな木材製品に触れてもらい、木の温かみや香り、良さなどを体感できる兵庫県産木材に関する情報発信拠点として、 平成27年5月に神戸ハーバーランド内にオープンし、 木を活かしたワークショップや木のおもちゃなどで遊べる癒しの場として、 県民の木の家づくりを応援してきました。現在は場所を変えて兵庫県産木材を使用した木造住宅の建築に関する疑問や相談、兵庫県が推し進める安全な低金利固定の住宅ローンの使い方やライフプラン等々、 当施設が厳選した兵庫県の地元工務店、大工さんたちが無料相談を受け付けています。 これからも、暮らしの中にもっとたくさんの木材を取り入れてもらい、 兵庫県の森が元気になるように、木の住まいに関する情報発信や、 木の住まいづくりをサポートしていきますのでどうぞ木材利用アドバイザーやライフプランナー、スタッフに気軽にお声がけしてみてください。

暮らしをデザイン・・・「木」と共にする暮らし

同会では現在兵庫県内の約45社の工務店さんが加入されています。 「家中の木材が呼吸しているのが感じられる、木の香りがする家」・・新建材や、ビニールクロスをなるべく使用しない。わたしたちは、木を使い、シンプルで安らぎのある空間をデザインし、住む人の健康と子供の健やかな成長を願い、永く住み継がれる家づくりをこれからも心がけます、、これは会員工務店さん全ての決意です!!

今後ともひょうご木の匠の会さんのご活躍を期待します。

 

ひょうご木の匠の会 事務局

〒650-0012
神戸市中央区北長狭通5丁目5-18  兵庫県林業会館2F
電話:078-351-3341
HPひょうご木の匠の会

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雁皮藍色紙
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麻雁皮こうぞ空
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晒こうぞ雲竜紙
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  晒麻清流紙
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ケナフ皮入り白
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