国連国際住居年の昭和62年4月に木造住宅の普及、生産技術の向上などを目的に、石川県内の有力な木造住宅メーカーで組織され、「昭和」「平成」「令和」と時代の流れに合わせながら、石川の風土にあった良質な「木の家づくり」と「美しい街づくり」を通じて地域の住文化の向上のため様々な取組みをされています。
趣ある和風住宅 写真(1
地域の住文化への貢献
・社会への貢献
品質の高い住宅を面的に整備し、提供することで、良好な街並みの形成と美しい街づくりの促進、金沢市中心部の工場跡地などを活用し、共同プロジェクトで新しい団地を開発・販売。市街地の再生を通じて、地域の活性化に寄与・・・平成14年に国土交通省大臣表賞「美しいまちなみ大賞」を受賞、実績が高く評価されました。
・環境への貢献
県産材の地産地消を推進することで、県土の69%を占める森林の荒廃を防ぐことに力を入れています。また、木造住宅は他の建材と比べると製造過程におけるエネルギー消費量も少なく、伐採された成木は木造住宅となり「第二の森」として都市に共存し、人々の暮らしと環境を支えています。
同協会では省エネ住宅の指標であるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の普及を行うことで住宅の省エネルギー化を推進しています。
・未来への貢献
在来工法の良さを次代に継承したいと考え、業界全体のレベルアップを図るため、「石川県ハウジングスクール」や「地域に根ざした木造住宅施工技術者研修」等々、後継者の育成や職人の能力向上に取り組んでいます。
また、子ども達に木のおもちゃと触れ合ってもらう「木育ひろば」や現場で働く職人さんの一生懸命な姿を通して、子ども達の将来の夢を育む「イケてる職人フォトコンテスト」、子ども達に住まいづくりに興味をもってもらうための「積み木でまちづくりコンテスト」等々、各種イベントを通じて子ども達の将来の夢と希望を育み、業界の未来の人材育成にも取り組んでいます。
趣ある和風住宅 写真(2
住宅展事業
H6年の宇ノ気町・潮見台住宅展(12棟参加)から始まり約25年にわたる住宅展で1000棟を超える展示棟を建設・販売したことで、石川の風土にあった良質な家づくりと美しい街づくりを行っています。
多くの県民の住意識向上及びマイホーム計画の参考となっています。
地場のハウスビルダーが競い合い、技術力・営業力の向上につながっています
区画整理組合地内の住宅展では、保留地の販売が促進され事業に多大な貢献となっています。
これらを通じ地域の住文化の向上に貢献しています。
緑あふれるお庭 写真(3
ウッドパークヒストリー
2000年のウッドパーク駅西から始まり、金沢市街地にある工場跡地等を利用した「まちづくり事業」を実施しています。
この事業は、会員有志で共同企業体を設立し、用地の買収・住宅地の開発・住宅建設・販売までを一貫して計画実施し、「良質な住まい」の提供をおこなっています。
街並み 写真(4
“ウッドパーク”の愛称で親しまれる「まちづくり」は、品質の高い木造住宅を計画的に配置し、提供することで、美しい街並みの形成につながっていくと考えています。
この街に暮らす人が、何十年先までも、心地よく安心して暮らせるように、そんな願いを込めて、これからも良質なまちづくりで、地域社会と環境に貢献していきます。
帰ることが喜びとなる家 写真(5
石川県ハウジングスクール
平成8年度の開校以来、高気密・高断熱、バリアフリー、シックハウス、省エネルギー、スマートハウスなどの新技術情報の提供・普及や、経営の合理化、インテリアのカラーコーディネート、建築デザイン、町家再生、伝統建築など、その時代に応じた内容や幅広いカリキュラムの講座を実施。木造住宅の建設を担っている住宅産業関連事業者の技術力、知識の向上などレベルアップを図っています。
リゾート感のある庭 写真(6
また同協会では男性中心がちな住宅業界として女性が活躍できる職場環境の実現に向けて「女性活躍業界取組宣言書」、また良質な中古住宅を社会の財産として生かす、移住・住みかえ支援機構(JTI)」の認定を受けた「かせるストック」、「安心R住宅」等にも注力しています。
趣ある和室 写真(7
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