土佐紙業の恩人 吉井源太
楮(コウゾ) 主な産地は、高知県・茨城県。
クワ科の植物で繊維が長く太いので、たいへん丈夫な紙ができます。 土佐和紙で最も有名な「土佐典具紙」は楮で作られています。
三椏(ミツマタ) 主な産地は、四国中国地方。
ジンチョウゲ科の植物で楮に比べ繊維は短く強さもやや劣りますが滑らかで光沢のある紙ができます。 西陣の金糸、銀糸は三椏から作られており、1万円札も土佐和紙三椏なのです。
雁皮(ガンビ)
栽培は難しく山野で自生しているものをつかいます。ジンチョウゲ科の植物で繊維が最も細かく粘りがあります。
謄写版原紙などが作られます。
ケナフ
アオイ科の植物で成長が早く二酸化炭素を大量に吸収し、環境改善作物として注目されています。 土佐和紙の産地、土佐市高岡町や伊野町では小中学校も含めて多く栽培されています。